末期癌と診断され、余命宣告を受けても、その期間を遙かに超えて元気に過ごしている人がいます。
癌が消えてしまった人もいます。
その逆に、医師の宣告通りの経過を過ごす人もいます。
この違いは何なのか。
そもそも癌は、身体の中で毎日発生しています。
その数は、一日に5000個だそうで、結構、多いですね。
それを免疫細胞がやっつけてくれるので、病気にならずにすんでいます。
何らかの原因で、免疫力が落ちたとき、生き残った癌が増殖してしまいます。
原因としては、放射線、紫外線、ウイルス、化学薬品、ストレスなどがあげられています。
しばらくして免疫力が回復したときには、すでに増殖してしまった癌細胞を退治しきれなくて、癌という病気になってしまいます。
この時点で、たいていの人は祈るでしょう。
家族も、祈るでしょう。
病気平癒の祈祷をしてもらったり、お守りを授かってきたり、「御神水」をいただいてきたりするでしょう。
そうして治ってしまう人と、お亡くなりになる人に別れます。
運命の分かれ道は、何なのでしょうか。
それは、寿命です。
人は、病気や事故で死ぬのではありません。
自殺以外は、寿命が尽きて死ぬのです。
ジャンボジェットが墜落して、乗員乗客500人以上の殆どか亡くなっても、生き残る人がいるのです。
寿命があれば、死にません。
問題は、自分の寿命が、あとどのくらい残っているのか判らないことですね。
もし、癌で余命宣告を受けたら、選択肢は二つです。
一つは、そのまま受け入れる。
もう一つは、寿命を延ばす工夫をする。
寿命は、徳を積むことで延びますから、可能な限り、徳を積むことです。
体施、物施、法施、できることをしましょう。
人を笑わせることも、徳積になります。
これならベッドで身動きできなくても、やれますね。
寿命が尽きかけているのなら、この徳積で、あの世へいく準備をするための時間と元気がいただけるでしょう。
寿命が、まだたくさん残っていたら、病気は回復していきます。
病気の時は、嘆いたり、我が身を呪ったりしないで、徳を積むことです。