己亥年になって、早一月が経ちました。
「何を言ってるんだ。もう、3月ではないか」 と、仰らないで下さい。
己亥年の象意が現われるのは、節分が過ぎてからです。
「亥」 という文字は、「核」 を意味します。
芯になるもの、、中心になるもの、です。
「己 ( つちのと) 」 は、「おのれ」 とも読みます。
今年は、自らの核になるものを、しっかり認識しましょう。
物質面でも精神面でも、核をしっかりして、あっちにふらふら、こっちにふらふらしないように。
好奇心がありますから、何かと新しいものを試したくなるのも、仕方がありません。
核に沿ったものなら、どんどん試してみましょう。
核に沿っていないもの、これは違うなと感じたものなら、ちょっと囓って、さっさと放しましょう。
怖がって、新しいことを何もしない、というのはいけません。
この一月の間に、何か新しいことを始めましたか。
初めての体験、というものがありましたか。
何も無かった方、何もチャレンジしなかった方は、気を付けて下さい。
昨日と同じ今日を過ごす事の繰り返しは、いけません。
世の中は進歩し続けていますから、現状維持は後退ですからね。
チャレンジといっても、難しく考えなくてもいいですよ。
今まで読んだことのないジャンルの本を読む。
見たことのない芸術に触れる。
例えば、オペラ、クラシック、能など、生で見たことがないものを、劇場に観に行く。
やったことのないことなんて、いくらでも見付かるでしょう。
なお、みんなに共通する「己の核」 は、御魂磨きです。