日本人は無宗教と言われていますが、宗教団体に登録されている人数は二億人を超えています。
「人口よりも信者数が多い」などと言って、バラエティ番組で取り上げられたこともありました。
これにはカラクリがあります。
大抵の家には、仏壇と神棚があるでしょう。
住民は、近所のお寺の檀家であり、近所の神社の氏子として登録されています。
お寺も神社も、宗教法人として登録されていたら、檀家も氏子もいわゆる「会員」であり「信者」です。
記録上、一人で二つの宗教団体に所属している形になっています。
これをあたかも、新興宗教の信者が多いみたいに放送するのが、テレビです。
騙されませんように。
それはともかくとして。
宗教の学びを得るために、宗教団体に所属する必要はありません。
自称霊能者の教祖サマが主催する新興宗教は、詐欺まがいのところが多いですから、注意してください。
引っ掛かると、自分も家族も不幸になってしまいます。
さて、宗教書に馴染みの無い方が取り付きやすいのは、旧約聖書です。
中でも、「創世記」や「出エジプト記」は、読んだことがなくても、映画で観たりして馴染みがあるのではないでしょうか。
ノアの方舟とか、モーゼの十戒とか、聞かれたことがあると思います。
旧約聖書は、物語として楽しめます。
「神様は何を教えようとしているのだろうか」などと、深読みしなくても、かまいません。
頭で理解しなくても、魂が理解するはずです。
深く考えず、教養の一つとして読んでおくと良いでしょう。