何かを始めたら最後までやらなければならない、という思い込みがあれば、始めるのに躊躇してしまいます。
三日坊主じゃダメだ、という思いがあっても、始められません。
最後までやり通すことができるかどうか、ずっと続けられるかどうかは、始めてみないことには分かりません。
それが面白くて、やっていて楽しかったら続きます。
そうでなければ、我慢の限界が来た時にやめてしまうでしょう。
高額の費用がかかっていたら、「元を取らねば」と、しばらくは頑張るでしょう。
しかし、いくら頑張っても、面白くなければやめてしまいます。
何十万円もする英会話の教材を買ったけれど、ほとんど使わなかった、という方もいるでしょう。
そういうものです。
また、たいして面白くなくても、習慣づくところまで持っていけたら、続けることはできます。
習慣づくまでは、3ヶ月位かかりますから、そこまで辛抱できるかどうかです。
さて、面白いかどうかは、やってみないことには分かりませんから、氣になることがあれば、取り敢えず始めてみましょう。
すぐにやめたとしても、体験することは、大きな収穫です。
知識として知っているのと体験するのとでは、大きな違いがあります。
一つの道を極めるのは、素敵な人生です。
逆に、モノにはならなかったけれど、たくさんのことを経験する人生も、また、素敵です。
惹かれたら試すを繰り返しているうちに、「これだ」というものに出会えるでしょう。
生涯、試し続けたけれど出会えなかったとしても、豊かな人生だったはずです。
あなたには、チャレンジせずに、昨日と同じ今日を続けるという選択肢もあります。
年老いて自由が効かなくなった時に、あれもこれもやってみたらよかったと、後悔ばかりしている自分を想像してみてください。
その情景がありありと浮かぶ方は、そうなる可能性が大きいですよ。
それは、このままいくと辿り着く未来です。
それでもいいのでしょうか。