罪穢れについても、何度か取り上げていますが、復習しましょう。
当たり前のことですが、刑法犯罪は罪ではありますが、人形 ( ひとがた ) を書いたからといって赦されません。
ただ、この世では赦されませんが、もしかしたら、あの世的には赦されるかもしれません。
この世の罪は、時代によって変わりますから、神様から見れば赦しても良いものもあるでしょう。
逮捕された人は、人形を書きにいく事はできませんけど。
さて、神道では、人を傷つけることが罪です。
傷つけてしまったと自覚があるものなら、謝罪したり、償ったりできます。
ところが、良かれと思ってしてあげたことが、返って相手を傷つけてしまった、などという事もあります。
例えば、苦しんでいる人に「頑張れ」と励ますこと。
これで傷つく人は、多いです。
私たちは、親切にしているつもりでも、知らず知らずのうちに迷惑をかけていたりもします。
自覚できない罪が、結構な量、溜まっているのではないでしょうか。
「人を傷つける」の人には、自分も含まれます。
自分を傷つけるのは、自傷行為だけではありません。
自分のことを後回しにして、他者のために尽くしたりしていませんか。
他人と比べて、自己嫌悪、自己否定をしていませんか。
さらに、「怠りの罪」もあります。
私たちは、御魂磨きのために生まれてきました。
御魂を磨いていないのは、罪です。
荒魂は、勇気、根性、忍耐、体では筋肉です。
これは鍛えやすく、分かりやすいと思います。
御魂は荒魂だけではありません。
奇魂は、知恵を司っています。
最近の日本人は、頭を使わなくなりました。
マスコミや学者の言うことを、100%鵜呑みにしている人が、あまりにも多いように見受けられます。
磨かなくなった奇魂が、くすんでしまっています。
幸魂は、愛です。
あなたは、自分自身を愛していますか。
自分を幸せにしてあげていますか。
幸せというと抽象的で、分かりにくいかもしれません。
言い換えましょう。
あなたは、氣分良く過ごす努力をしていますか。
自分を喜ばせていますか。
自分を喜ばせるのが難しい方は、「私は凄い、私は最高、私は賢い」と、声に出してみてください。
両手を動かしつつ、何度か繰り返してみましょう。
褒められた魂が喜びます。
和魂は、みんなと仲良くすることを司っています。
まずは、家族の会話から。
会話の弾む家族なら、和魂は磨かれています。
このように、罪は知らないうちに積み重なってしまうものです。
人形は、半年に一度しかない稀有の機会ですから、大切に活用してください。